最終更新: 2026-06-16
上腕三頭筋は腕の筋肉の約3分の2を占める、腕の太さや引き締まりに直結する筋肉です。腕を太くしたい方も、二の腕を引き締めたい方も、効率よく鍛えるなら「フレンチプレス」は外せない種目といえます。
「フレンチプレスってどうやるの?」「肘が痛くなりそうで不安」「ダンベルとバーベルのどちらを使えばいいの?」と感じている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、フレンチプレスの基本的な効果から正しいフォーム、器具別のバリエーション、肘を痛めないためのポイント、そして目的に合わせたトレーニングプログラムまでを網羅的に解説します。まずフレンチプレスで鍛えられる筋肉を確認し、次にフォームとバリエーションを紹介、最後に目的別のメニュー設計と肘痛予防までお伝えします。
フレンチプレスとは?鍛えられる筋肉と基本の仕組み
フレンチプレスは、頭上または頭の後方でウエイトを上げ下げすることで上腕三頭筋を鍛えるレジスタンストレーニング種目です。「トライセプスエクステンション」や「オーバーヘッドエクステンション」とも呼ばれ、トレーニングジムではダンベル・バーベル(EZバー)・ケーブルマシンなどさまざまな器具で行われています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種目名 | フレンチプレス(French Press) |
| 別名 | トライセプスエクステンション、オーバーヘッドエクステンション |
| 主動筋 | 上腕三頭筋(特に長頭) |
| 補助筋 | 肘筋、前腕伸筋群 |
| 動作パターン | 肘関節の伸展(単関節種目) |
| 難易度 | 初級〜中級 |
上腕三頭筋は「長頭」「外側頭」「内側頭」の3つの筋頭から構成されています。フレンチプレスが他の三頭筋種目と大きく異なるのは、肩関節の屈曲位(腕を頭上に挙げた状態)で動作を行う点です。この姿勢では上腕三頭筋の長頭がストレッチされた状態からスタートするため、長頭に強い刺激が入ります。
長頭は上腕三頭筋の中でも最も大きい筋頭であり、腕の後面を上から下まで覆うように走行しています。腕を太く見せたい場合も、二の腕のたるみを改善したい場合も、長頭を優先的に鍛えることが効率的です。
ちなみに、プッシュダウンやキックバックといった他の三頭筋種目は、主に外側頭や内側頭を刺激しやすい傾向があります。つまり、フレンチプレスと他の種目を組み合わせることで、上腕三頭筋を3つの筋頭全てにわたってバランスよく鍛えられるのです。
フレンチプレスで得られる5つの効果
フレンチプレスを継続的にトレーニングメニューに取り入れることで、以下のような効果が期待できます。
効果1:上腕三頭筋(特に長頭)の肥大
前述のとおり、フレンチプレスは上腕三頭筋の長頭に対して強いストレッチ刺激を与えることができます。筋肥大においてはストレッチポジション(筋肉が伸びた状態)で負荷がかかることが効果的であるという研究報告が複数あり、フレンチプレスはこの条件に合致する種目です。
効果2:二の腕の引き締め
二の腕のたるみが気になる方にとって、フレンチプレスはピンポイントで原因部位(上腕三頭筋)にアプローチできる種目です。パーソナルジムの現場でも、女性クライアントの二の腕引き締めプログラムにフレンチプレスを組み込むケースは非常に多くなっています。
効果3:ベンチプレスなど複合種目のパフォーマンス向上
ベンチプレスのロックアウト(最後の押し切り)局面では上腕三頭筋の力が不可欠です。フレンチプレスで三頭筋を単独で強化することで、ベンチプレスの挙上重量の向上にもつながります。
効果4:肩関節の安定性向上
上腕三頭筋の長頭は肩甲骨から起始しているため、長頭を鍛えることで肩関節周囲の安定性が高まります。これは日常動作やスポーツパフォーマンスの向上にも寄与します。
効果5:基礎代謝の向上
上腕三頭筋は上半身の中でも比較的大きな筋肉です。筋肉量が増加すれば基礎代謝の底上げにも寄与するため、ダイエット目的でトレーニングしている方にもメリットがあります。
フレンチプレスの正しいフォーム【器具別に解説】
フレンチプレスは使用する器具によってフォームのポイントが異なります。ここでは代表的な3つのバリエーションを取り上げ、それぞれのフォームを解説します。
ダンベルフレンチプレス(両手持ち)
ジムでもっとも一般的に行われるフレンチプレスの形式です。1つのダンベルを両手で保持して行います。
手順:
1. ベンチまたは椅子に座り、背筋を伸ばす
2. ダンベルのプレート内側に両手の親指と人差し指で三角形を作るように握る
3. ダンベルを頭上に持ち上げ、肘をまっすぐ伸ばす(スタートポジション)
4. 肘の位置を固定したまま、ゆっくりとダンベルを頭の後方へ下ろす
5. 上腕三頭筋がしっかりストレッチされたら、肘を伸ばしてスタートポジションに戻す
6. 10〜12回を1セットとし、3セット行う
ポイントとして、肘が外側に開かないよう意識してください。肘が開くと負荷が三頭筋から逃げてしまい、肩関節にも不要なストレスがかかります。
ワンハンドダンベルフレンチプレス
片手ずつ行うバリエーションです。左右の筋力差を修正したい場合に適しています。
手順:
1. ダンベルを片手で持ち、頭上に持ち上げる
2. 反対の手は肘に軽く添えて安定させる
3. 肘の位置を固定したまま、ダンベルを頭の横〜後方へ下ろす
4. ストレッチを感じたら、肘を伸ばしてスタートポジションに戻す
5. 片側10〜12回を行い、反対側も同様に行う
片手で行うため重量は軽くなりますが、可動域を広く取れるというメリットがあります。
EZバーフレンチプレス(ライイング)
仰向けになって行う「ライイングフレンチプレス」は、スカルクラッシャーとも呼ばれます。高重量を扱いやすいのが特長です。
手順:
1. フラットベンチに仰向けになる
2. EZバーをナローグリップ(肩幅より狭く)で握る
3. 腕を天井に向かってまっすぐ伸ばす(スタートポジション)
4. 肘の位置を固定し、バーを額の上あたりまで下ろす
5. 上腕三頭筋の力で肘を伸ばし、スタートポジションに戻す
6. 8〜12回を1セットとし、3〜4セット行う
ライイングフレンチプレスはシーテッド(座位)やスタンディング(立位)と比べて体幹の安定性を確保しやすいため、より高重量でトレーニングしたい中〜上級者に向いています。
ケーブルフレンチプレス
ケーブルマシンを使用するバリエーションです。動作全体を通じて均一な張力がかかるのが大きな利点です。
手順:
1. ケーブルマシンの滑車を低い位置にセットする
2. ロープアタッチメントを装着する
3. マシンに背を向けて立ち、ロープを頭の後方で保持する
4. 一歩前に踏み出し、上体をやや前傾させる
5. 肘の位置を固定したまま、ロープを頭上に向かって押し上げる
6. ゆっくりとスタートポジションに戻す
7. 12〜15回を1セットとし、3セット行う
ケーブルフレンチプレスは肘への負担が比較的少ないため、肘に違和感がある方や、リハビリ段階のトレーニーにも取り入れやすい種目です。
器具別の特徴比較
| 器具 | メリット | デメリット | おすすめの対象者 |
|---|---|---|---|
| ダンベル(両手) | 自宅でも可能、可動域が広い | 高重量では安定性に欠ける | 初心者〜中級者 |
| ダンベル(片手) | 左右差を修正できる | セット時間が2倍かかる | 左右差が気になる方 |
| EZバー(ライイング) | 高重量を扱える、手首への負担が少ない | ベンチが必要 | 中〜上級者 |
| ケーブル | 全可動域で均一な負荷、肘に優しい | マシンが必要 | 全レベル、肘に不安がある方 |
目的別フレンチプレスの重量・回数設定
フレンチプレスは目的によって最適な重量・回数設定が異なります。以下のテーブルを参考に、自分のトレーニング目的に合った設定を選んでください。
| 目的 | 重量の目安 | 回数 | セット数 | インターバル |
|---|---|---|---|---|
| 筋肥大(腕を太くしたい) | 8〜12RMの重量 | 8〜12回 | 3〜4セット | 60〜90秒 |
| 筋持久力・引き締め | 15〜20RMの重量 | 15〜20回 | 2〜3セット | 30〜60秒 |
| 筋力アップ(高重量) | 5〜6RMの重量 | 5〜6回 | 4〜5セット | 2〜3分 |
RM(Repetition Maximum)とは、正しいフォームで反復できる最大回数のことです。たとえば「10RM」であれば「ギリギリ10回持ち上げられる重量」を意味します。
初めてフレンチプレスに取り組む方への重量の目安は以下のとおりです。
| 対象 | ダンベル(両手持ち) | ダンベル(片手) | EZバー |
|---|---|---|---|
| 男性(初心者) | 6〜10kg | 3〜5kg | 15〜20kg |
| 男性(中級者) | 12〜18kg | 6〜10kg | 20〜30kg |
| 女性(初心者) | 3〜5kg | 1.5〜3kg | 8〜12kg |
| 女性(中級者) | 6〜10kg | 3〜5kg | 12〜20kg |
ここで重要なのは、フレンチプレスは肘関節への負荷が集中する単関節種目であるため、無理に重量を上げないことです。フォームが崩れる重量でトレーニングを続けると、肘の腱や靱帯を損傷するリスクがあります。「最後の2回がキツい」と感じる重量を目安に設定しましょう。
目的別トレーニングプログラム【週間スケジュール付き】
フレンチプレスを単体で行うのではなく、他の種目と組み合わせてプログラムを設計することで効果は大幅に高まります。ここでは、目的別に3つのプログラム例を紹介します。
プログラム1:二の腕引き締め(女性初心者向け)
週2回の腕トレーニングを想定したプログラムです。
| 種目 | セット数 | 回数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ダンベルフレンチプレス(両手) | 3セット | 15回 | 3〜5kgのダンベル |
| キックバック | 3セット | 15回 | 2〜4kgのダンベル |
| ナロープッシュアップ(膝つき可) | 2セット | 10〜15回 | 自重 |
| リバースプッシュアップ | 2セット | 10〜15回 | 椅子を使用 |
トレーニング日は中2日以上空けてください。たとえば月曜と木曜、火曜と金曜のペアが理想的です。フレンチプレスを最初に持ってくることで、もっとも重要な種目に十分なエネルギーを使えます。筋トレと超回復の関係を理解しておくと、適切な休息日の設定に役立ちます。
プログラム2:腕の筋肥大(男性中級者向け)
週2回の「腕の日」を設けるプログラムです。三頭筋と二頭筋を同日に鍛えます。
| 種目 | セット数 | 回数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| EZバーライイングフレンチプレス | 4セット | 8〜10回 | 高重量で長頭を刺激 |
| ケーブルプッシュダウン | 3セット | 10〜12回 | 外側頭をターゲット |
| ワンハンドダンベルフレンチプレス | 3セット | 10〜12回 | ストレッチ重視 |
| バーベルカール | 3セット | 8〜10回 | 二頭筋も同日で |
| インクラインダンベルカール | 3セット | 10〜12回 | 二頭筋長頭を伸展位で |
三頭筋の種目を先に行い、二頭筋の種目を後半に配置しています。三頭筋は腕の筋肉の約3分の2を占めるため、腕を太くしたい場合は三頭筋を優先するのが合理的です。
プログラム3:ベンチプレス補助(上級者向け)
ベンチプレスのロックアウト強化を目的としたプログラムです。プレス系種目の後に三頭筋の補助種目として組み込みます。
| 種目 | セット数 | 回数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ベンチプレス | 5セット | 3〜5回 | メイン種目 |
| [インクラインダンベルプレス](https://gym-select.com/training/incline-dumbbell-press-guide/) | 3セット | 8〜10回 | 胸上部の補助 |
| [ダンベルフライ](https://gym-select.com/training/dumbbell-fly-how-to/) | 3セット | 10〜12回 | ストレッチ種目 |
| EZバーライイングフレンチプレス | 3セット | 8〜10回 | 三頭筋の補助 |
| ケーブルプッシュダウン | 3セット | 12〜15回 | パンプ狙い |
ベンチプレスの後にフレンチプレスを入れることで、メイン種目で疲労した三頭筋に追加刺激を与えられます。ただし、ベンチプレスの後は三頭筋がすでに疲労しているため、フレンチプレスの重量はフレッシュな状態の70〜80%程度に抑えるのが現実的です。
肘を守る:フレンチプレスで肘が痛くなる原因と予防法
パーソナルトレーニングの現場で最も多い相談のひとつが「フレンチプレスで肘が痛くなる」というものです。肘痛の原因は主に3つに分類できます。
原因1:重量設定が重すぎる
フレンチプレスは肘関節に負荷が集中する種目です。見栄を張って重すぎるウエイトを使うと、肘の内側や外側に痛みが出ます。特に、上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)や外側上顆炎(テニス肘)の症状に似た痛みが生じることがあります。
対策として、今使っている重量から20%軽くした重量で試してみてください。「フォームが崩れずに12回できる」重量が適正です。
原因2:肘の位置が動いている
フレンチプレスの動作中に肘が前後や左右に動くと、肘関節に過度なストレスがかかります。特に重い重量を持ち上げようとする際、無意識に肘を前に出して「チーティング」してしまうケースが多く見られます。
対策として、鏡を見ながらトレーニングし、肘の位置が終始固定されているかを確認してください。パーソナルトレーナーがクライアントのフォームチェックで最も重視するのがこの「肘の固定」です。
原因3:ウォームアップ不足
冷えた状態で突然高負荷をかけると、肘の腱や軟骨組織にダメージが蓄積します。
対策として、以下のウォームアップ手順を実施してから本番セットに入ることを推奨します。
| ステップ | 内容 | 時間・回数 |
|---|---|---|
| 1 | 肘の屈伸運動(無負荷) | 20回 |
| 2 | 腕の回旋ストレッチ | 各方向10秒 |
| 3 | 極軽量でのフレンチプレス | 本番重量の30%で15回 |
| 4 | 中程度の重量でフレンチプレス | 本番重量の60%で10回 |
| 5 | 本番セット開始 | 設定重量で |
痛みが出た場合のフローチャート
トレーニング中やトレーニング後に肘に痛みを感じた場合は、以下の段階に応じた対処を行ってください。
1. 軽い違和感がある場合 → フォームを見直し、重量を20%下げて再開。ケーブルフレンチプレスに切り替えるのも有効
2. 動作中に明確な痛みがある場合 → その日のフレンチプレスは中止。代替種目としてケーブルプッシュダウンやディップスを行う
3. 日常生活でも痛みが続く場合 → トレーニングを一時休止し、整形外科を受診する。自己判断で継続しない
パーソナルジムでは、トレーナーがフォームをリアルタイムで確認しながら重量を調整するため、肘を痛めるリスクを大幅に軽減できます。独学で痛みを繰り返している方は、一度プロのフォーム指導を受けることを検討してみてください。
トレーナーが現場で見る「フレンチプレスのNGフォーム」3選
パーソナルトレーナーの指導現場では、フレンチプレスで同じ間違いをしているクライアントに繰り返し出会います。ここでは、現場で特に多い3つのNGフォームと修正方法を紹介します。
NG1:肘が大きく外に開く
最も多いNGフォームです。肘が外側に開くと、上腕三頭筋ではなく肩や背中の筋肉に負荷が分散してしまいます。トレーニング効果が激減するだけでなく、肩関節を痛める原因にもなります。
修正方法として、「肘と肘の間にテニスボールを挟んでいるイメージ」で動作を行ってください。両肘の間隔が肩幅以内に収まるよう意識します。
NG2:腰を反りすぎる
特にスタンディング(立位)でフレンチプレスを行う際に多いNGです。高重量を挙げようとして腰を過度に反ると、腰椎に大きな圧迫力がかかります。
修正方法として、シーテッド(座位)に変更するか、スタンディングで行う場合は腹筋に力を入れて体幹を固定してください。背中を壁に軽く当てて行う方法も有効です。
NG3:可動域が極端に狭い
重い重量を扱いたいがゆえに、肘をほとんど曲げずに「微動」のようなフレンチプレスを行う方がいます。上腕三頭筋の長頭は十分にストレッチされた状態から収縮させることで初めて効果的に刺激されるため、可動域が狭いと効果は大幅に低下します。
修正方法として、ダンベルが頭の後方までしっかり下りるよう、重量を軽くしてフルレンジモーション(全可動域)で動作を行ってください。目安として、前腕と上腕の角度が90度以下になるまでダンベルを下ろします。
フレンチプレスとよく似た種目の違い
フレンチプレスと混同されやすい種目がいくつかあります。それぞれの違いを整理しておきましょう。
| 比較項目 | フレンチプレス | スカルクラッシャー | キックバック | プッシュダウン |
|---|---|---|---|---|
| 姿勢 | 座位 or 立位 | 仰臥位 | 前傾 | 立位 |
| 主な筋頭 | 長頭メイン | 外側頭・内側頭 | 外側頭メイン | 外側頭・内側頭 |
| ストレッチ刺激 | 非常に強い | 中程度 | 弱い | 弱い |
| 扱える重量 | 中程度 | 高め | 軽い | 中程度 |
| 肘への負担 | やや高い | 高い | 低い | 低い |
| 初心者向け度 | 中程度 | やや難しい | 高い | 高い |
この表からもわかるとおり、フレンチプレスは上腕三頭筋の長頭にストレッチ刺激を与える点で他の種目と明確に差別化されます。「腕の太さ」を効率的に追求するなら、フレンチプレスは三頭筋トレーニングの中核に据えるべき種目です。
一方で、肘への負担がやや高い種目でもあるため、ケーブルプッシュダウンやキックバックと組み合わせてローテーションしながら取り組むのがおすすめです。トレーニング効果を最大化するには、各種目の特性を理解して組み合わせることが大切です。
フレンチプレス筋トレに関するよくある質問
Q1:フレンチプレスは毎日やっても大丈夫ですか?
毎日行うことは推奨しません。上腕三頭筋の回復には約48時間が必要とされています(大腿四頭筋や広背筋などの大きな筋群はさらに長く72時間程度)。目安として週2〜3回、中1〜2日の休息を挟みながら行うのが適切です。
Q2:フレンチプレスとスカルクラッシャーはどちらが効果的ですか?
ターゲットとする筋頭が異なります。フレンチプレスは長頭、スカルクラッシャーは外側頭・内側頭に対する刺激が強い傾向にあります。どちらか一方ではなく、プログラムに両方を組み込んで三頭筋全体をカバーするのが効果的です。
Q3:自宅にダンベルがない場合、ペットボトルで代用できますか?
2Lのペットボトル(約2kg)であれば、初心者の女性が行うフレンチプレスの代用として機能します。ただし、ある程度筋力がつくと負荷が不足するため、早い段階で可変式ダンベルの購入を検討してください。
Q4:フレンチプレスをやると肩が痛くなります。原因は?
肩の痛みの主な原因は、肩関節の柔軟性不足です。腕を頭上に挙げた際に肩周りが硬いと、代償動作として腰を反ったり肩をすくめたりしてしまい、肩関節に不要なストレスがかかります。事前に肩甲骨周りのストレッチを十分に行い、それでも痛みが出る場合はライイング(仰向け)のバリエーションに切り替えてみてください。
Q5:フレンチプレスの重量が伸びません。停滞を打破する方法は?
重量の停滞(プラトー)を打破する方法として、以下の3つが有効です。第一に、レップ数を変えることです。普段10回で行っている場合、6回の高重量セットに切り替えてみてください。第二に、テンポを変える方法です。下ろす動作を3〜4秒かけて行う「スロートレーニング」は、同じ重量でもより強い刺激を与えます。第三に、バリエーションを変える方法です。ダンベルからケーブルへ、座位からライイングへ切り替えるだけで、新たな刺激が入ります。
Q6:プロテインを飲むタイミングはフレンチプレスの前後どちらが良いですか?
トレーニング後30分〜1時間以内にプロテインを摂取するのが一般的に推奨されています。食事やプロテイン摂取のタイミングも意識すると、トレーニング効果はさらに高まります。
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まとめ:フレンチプレスで理想の腕を手に入れよう
フレンチプレスは上腕三頭筋の長頭を効果的に鍛えられる数少ない種目です。この記事の要点を振り返ります。
- フレンチプレスは上腕三頭筋の長頭にストレッチ刺激を与える、腕のトレーニングに欠かせない種目
- 器具はダンベル・EZバー・ケーブルの3種類が代表的。初心者はダンベル両手持ち、肘に不安がある方はケーブルがおすすめ
- 重量設定は控えめに。「フォームが崩れずに目標回数をこなせる重量」が適正
- 肘を痛めないためにはウォームアップの徹底、肘の固定、適切な重量設定が3大ポイント
- 他の三頭筋種目(プッシュダウン、キックバック)と組み合わせることで三頭筋全体をバランスよく鍛えられる
まずは軽めのダンベルでフォームを確認するところから始めてみましょう。正しいフォームが身についたら、この記事で紹介した目的別プログラムを参考にメニューに組み込んでください。
フォームに自信がない方は、パーソナルジムでトレーナーにフォームを一度確認してもらうのが確実です。自分に合ったパーソナルジムの選び方についてはパーソナルジムの選び方ガイドも参考にしてください。
参考情報
- ロッテ コアパレット「上腕三頭筋を鍛える筋トレとは?効果を高めるためのポイントも紹介」(https://medipalette.lotte.co.jp/bodycondition/181)
- 療法士活性化委員会「上腕三頭筋の解剖と機能を徹底解説」(https://lts-seminar.jp/2024/09/26/uchikawa-18/)
- 新百合ヶ丘総合病院 医療コラム「超回復について」(https://www.shinyuri-hospital.com/column/co-medical/column_riha_no35.html)
- かたぎり塾「フレンチプレス ダンベルで二の腕のトレーニング」(https://katagirijuku.jp/column/french_press)
- 明治ザバス「フレンチプレスのやり方5種目」(https://www.meiji.co.jp/sports/savas/contents/training/sns20/)

